「金属技術科」では、金属製品の製作に必要な加工技術の基礎知識を学び、板金加工や産業機械の取扱い方の他、各種の溶接法、機械加工などの「ものづくり」に必要な技能を習得できます。基本訓練を終了した後に、修了後の就職分野を考慮し、板金・溶接・機械加工などの専門分野に分かれて、さらに高度な訓練を行い、企業が求めるスペシャリストを育成しています。
金属技術科訓練内容のご案内
板金(塑性加工)関連
 金属材料を圧縮、引張り、せん断、曲げなどを行い加工することを総称して塑性加工といいます。塑性加工に関する様々な加工法の理解と同時に、いろいろな金属材料の特性を学びます。
溶接関連
 金属を溶かして接合する技術が溶接です。様々な材料の溶接に対応できるよう各種の溶接機による溶接技能を学び、JIS検定基本級に合格できる技能を習得します。
機械加工
 金属を自在に削る工作機械である汎用旋盤とフライス盤の操作方法を学びます。

CAD関連
 2次元・3次元CAD(設計支援)の基本操作及びCAM(加工支援)によるNCデータ作成等を学びます。

優秀板金製品技能フェア(外部サイト)

 国内外の金属加工企業の皆様が製作した板金製品や作品を一堂に結集し、加工技術・技能を競う場を提供することで、優れた技術・技能を表彰するとともに一般展示を通して板金加工技術・技能の交流と向上を図ることを目的に、1989年から毎年開催しています。
 優秀作品には厚生労働大臣賞、経済産業大臣賞、神奈川県知事賞、中央職業能力開発協会会長賞、日刊工業新聞社賞、日本塑性加工学会会長賞、海外最優秀作品賞、並びに特別賞などが授与されます。